岡山 最上稲荷
平成22年3月
今回は岡山市と総社市の中間にある、最上稲荷にお出かけです。さっそく見えてきました「最上稲荷大鳥居」です。この鳥居は、昭和47年(1972)に建立され、高さ27.5m、柱の直径4.6m、総重量2800tの規模を誇ります。
最上稲荷へは麓の駐車場に車を止め(有料です。)そこから参道を歩いていくことになります。参道の両脇には写真のようなお店が並んでいて、縁起物などを売っています。
参道を進んでいくと見えてくるのが、この「仁王門」です。インドの殿堂様式で建造された石造りの仁王門は珍しく、登録有形文化財に指定されているとの事。このような入口は他にはなかなかありませんね。
こちらが、本殿「霊光殿」です。迫力のある大きさです。中央に小さく見える大注連縄は、長さ約 12m、総重量1.5tありことからも、この社の大きさを伺えます。ちなみに、最上稲荷の正式名称は「最上稲荷山妙教寺」といって日蓮宗のお寺さんなのだそうです。岡山県内で唯一、明治初年の廃仏毀釈の被害を逃れた所といわれ、「神仏習合」の祭祀形態を現在も残しています。
本殿の左手側にあるのが、ご祈祷受付とその奥が売店になっています。お札やお守りなどはこちらで購入できます。
本殿の右手奥には、手前側に「縁の末社」、奥には「旧本殿(霊応殿)」そして参道沿いや、旧本殿を囲むように「七十七末社」があります。小銭はたくさん用意しておいたほうがよいでしょう。
こちらが「旧本殿(霊どう)」です。その周りをは末社がくるりと囲んでいます。また一味違った威厳のある雰囲気を醸し出しています。余談ですが、こちらの最上稲荷は、伏見・豊川と並ぶ日本三大稲荷との事なのですが、それぞれの寺社が何を日本三大稲荷としているかで変わってくる(伏見は必ず入る)ようです。こちらは、伏見、豊川ですが、他の稲荷神社では、裕徳(佐賀)や笠間(茨城)なども見られます。
最上稲荷の本尊「最上位経王大菩薩」は五穀豊穣、商売繁盛、開運など多くの福徳をそなえていますので、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。