島根県 日御崎灯台
平成23年春頃
島根半島の最西端、日御碕の突端にあるのが日御碕灯台です。広い駐車場を完備しており観光地化されています。
灯台までの道のりにはお土産屋などが軒を連ねています。焼きイカやサザエの壺焼きなどもうっています。
見えてきました。出雲日御碕灯台は、日本一の灯塔高を誇る石造灯台で、世界灯台100選に選ばれた大型灯台です。また、「日本の灯台50選」にも選ばれている日本を代表する灯台で、歴史的文化財的価値が高いので、Aランクの保存灯台ともなっています。尚、碕の字がつく唯一の灯台でもあります。
灯塔高(地上から塔頂まで)は、43.65mで、日本一の高さを誇っています。光度は、48万カンデラ、光達距離は、21海里(約39km) 、日本で6ヶ所しかない第1等フレネル式レンズ(レンズ直径2m59cm)を使用した第1等灯台なのです。一般公開されている参観灯台で、上まで登ることができ、灯台の上からは、日本海を一望の下にすることが出来ます。また、出雲日御碕サカグリ照射灯が隣接して建てられています。
灯台施設入口です。敷地内にはメインの灯台のほか灯台資料の展示施設があります。施設の壁はまぶしいほどに白く輝いています。
参観料は大人(中学生以上)200円です。小学生までは無料ですが、大人の付き添いが必要です。灯台内部は土足厳禁ですのでご注意を。
灯台の断面図です。地上より5層目までは変形した螺旋階段を上がっていき、最上層(燈火の下の階)へは非常に急な階段が待っています。
内部階段は勾配が急な上に、対面通行ではありますが十分は幅がないため、昇降には注意が必要です。特に最上階への18段は勾配が極めて急な梯子状の階段となっており、降りる際には特に注意が必要です。
最上層まで来ました。上の窓から投光レンズ内を見ることができます。のその下にある円形の軒みたいなものの中には水銀が入っており、レンズはその上に浮いて回っているような形になります。さっそく外に出ましょう。
灯台展望大から北東側の景色です。下に見える白いものは、日御碕サカグリ照射灯(暗礁などを照らすライト)です。断崖絶壁にある灯台は見晴らしも良く絶景を堪能できます。ただし、吹きつける風もそれなりに強いので、身に付けているものが飛ばされないように気をつけましょう。
この周辺は絶好の夕日スポットとなっています。岩場に打ち付ける波の音、そして夕日色に染まっていく灯台。時間に余裕があればゆっくり眺めていってはいかがでしょうか。