網走郡 美幌峠

平成16年夏頃


弟子屈町から女満別に向かう途中にある峠。展望台からは屈斜路湖が一望できます。この屈斜路湖も巨大噴火によってできたカルデラ内にできた湖で、日本最大のカルデラです。鹿児島の姶良カルデラや熊本の阿蘇カルデラもスゴイと思いましたが、こちらも規模が違いますね。

日が暮れて、マジックアワーの訪れです。このソフトな光が北海道の大地を美しく演出してくれました。

峠の展望台は「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」になっており、お土産屋や軽食の店舗などが入っています。

 

北海道のソフトクリームは美味しいので、いろんなところで食べてみてはいかが!?(おなかとお財布とよく相談してからね)

中島です。屈斜路湖内に形成された後カルデラ丘で、よく見ると山頂部に直径1.5kmほどの小さなカルデラ(正確には直径2km以下の場合、火口と呼ぶ)があり、その中に台形の溶岩ドームができているのが分かります。中島自体も小さいながら複式火山なのです。最後に噴火したのは1万年前より後という説もあります。 

屈斜路カルデラは、南北23km、東西24km、面積200平方kmに及ぶ巨大なもので、阿蘇カルデラよりも大きい(火山体の体積は阿蘇の方が大きいようです)。34万年前から3万年前にかけて繰り返された巨大噴火によりできたもので、四方に流れ出た火砕流は、北はオホーツク海にまで達し、西の阿寒カルデラ(屈斜路より古い)にも流れ込んでいます。この結果、周囲に広大な火砕流台地が形成されました。また、カルデラ内の窪地に水が溜まってできたのが屈斜路湖です。カルデラ形成後、東のカルデラ壁上に摩周火山、屈斜路湖内に中島火山、そして両者の中間にアトサヌプリ火山が形成されています。