岩手 厳美渓

平成22年6月

岩手県一関より国道342号線を西へ進み、一関インタを越えてしばらく進むと「厳美渓」があります。

ここは、栗駒山を水源とする磐井川の中流にある渓谷で、ご覧のように両岸に切り立った岩壁が全長2キロメートルにわたり続いています。国の名勝天然記念物に指定されています。

この渓谷は栗駒山の火山によって堆積したデイサイト質凝灰岩が、磐井川の水流によって浸食され形成されたものなのだそうです。

川沿いに散策道があり、周辺を散歩するのにはもってこいです。

ちょいと広い場所に出てきました。奥の方では小さな休憩所と・・・何やら人だかりができています。

ワイヤーロープと引っ張るためのロープのついた籠がぶら下がっています。川の向こう岸にある建物につながっていて・・・なるほど(・∀・)!

これが有名な「空飛ぶだんご」こと、かっこう屋の「郭公だんご」なのですね。早速注文してみることに。竹籠内にだんごの代金400円を入れ小槌で板を叩いて合図を送ると、だんご屋の店員がロープを引いて籠を手繰りり寄せます。

だんご到着です。結構な勢いで籠が下りてきます。だんごの箱の上に紙コップに入ったお茶が3杯乗っかってきます。

だんごは、「あん団子」「ゴマ団子」「みたらし団子」の3種類が入っています。刺してある団子は5つなのです。これはこの周辺が五串(いつくし)村と呼ばれていたことに由来するそうです。団子はおやつとしてはちょうどい量です。ただしお茶が三杯付いてくるので、こちらの方が悩みのタネです。

綺麗な景色を眺めながら食べる団子はまた一味違いますね。目も舌も堪能できる観光地です。

遅ればせながら、観光地なのでお土産屋もちゃんとあります。駐車場もお土産屋と提携していて700円くらいの買い物をして、そのレシートを駐車場の番人に見せると駐車料金が無料になる所もあります。