本宮町 湯の峰温泉
平成24年5月
湯の峰温泉にやってきました。平成23年度の大洪水により、メインの道路が封鎖されているため、道幅の狭い、小さな集落の中を通る道を通ってくることとなりました。
御覧のように山の谷間にある、小さな温泉地です。川沿いには至る所に、温泉の通っている管を目にします。配管も所々でお湯が漏れていたりするので、その湯気が温泉地っぽさを出しています。
温泉も噴き出し口によって、多少成分が違うのか、温泉臭も違うようです。湯気が来ると硫黄臭や独特の温泉臭がします。
本数こそ少ないですが、バスも通っています。また、熊野古道もあるので、温泉につかった後熊野本宮大社まで古道を通って参拝される方もいます。
バス停の近くには「湯の峰温泉公衆浴場」があり、日帰りで入浴することもできます。隣にはお堂があり薬師如来が祭られています。
こちらは整備されていて、川岸に下に降りることができます。川沿いに湧き出ている熱い温泉を利用して、山菜や野菜などをゆでている光景も見られます。
このような細い路地などいい味出してます。こちらの道を歩いて行くと熊野古道につながっています。
路地を進んでいくと、このような小さなお店があり、簡単な飲食やお土産を売っています。でも一番目を引くのは温泉のお湯でゆでる用になっている「たまご」と「さつまいも」でしょう。
人ひとり分くらいの幅しかない石の橋のたもとには、小栗半官が湯治したと言われる「つぼ湯」があります。
上の写真の右手側には、熊野本宮大社に続く熊野古道が。 思った以上に整備されているのですね。
つぼ湯に入るには、先程の湯の峰温泉公衆浴場にて受付をしているので、そちらで料金を支払います。
こちらが有名な「つぼ湯」です。今回は順番待ちの方が居た為、入浴はできず。
先程の川岸に降りたところです。目の前には食べ物をゆでる専用の湯ぶねがあります。かなり熱そうなお湯の中には、先客のタマゴとタケノコがぶら下がっていました。
さっそく、ゆで卵を温泉でゆでてみます。ゆで時間は10分ちょいです。今回は散策後に卵を購入しましたが、卵をお湯にセットしてから散策したら、ちょうどよいかもしれません。
仕上がりはこんな感じです。殻がうまくはがれず、デコボコになってしまいましたが、ほのかに温泉の香りがしておいしいです。卵を買うと、塩も付いてくるのでどちらも味わってみても良いですね。
熊野本宮大社を参拝する際は、こちらも寄って見てはいかがでしょうか。