大分県 鶴御崎

平成21年夏

九州と四国の狭間にあり、太平洋と瀬戸内海を繋ぐ豊後水道【ぶんごすいどう】。

大分県の鶴見半島は、その豊後水道に延びる半島で九州本土の最東端に位置します。

鶴御崎を含め、鶴見半島は自然に優れた景観地で日豊海岸国定公園として指定されるに加えて豊後水道県立自然公園としても指定されています。

鶴御崎灯台が見えてきました。ここからだと分かりませんが、この灯台は約200メートルの絶壁の上にあります。

 

灯台手前には、何やらビジター施設があります。ちょいと不気味な感じもしますが、せっかく来たので中をのぞいてみましょう。

入口のテーブルには雑記帳があり、九州最東端到達の感想などが書いてありました。また、ご覧の通り施設内の壁一面に釣り具の浮きが飾ってあります。施設にはいくつもの部屋があり奥の部屋までこのような展示が続いています。

白くて立派な灯台です。90万cd(カンデラ)の光を放ちます。(ちなみに1cdはろうそく1本くらいの輝きです)

等級は無等との事。灯台の大きさは、使用する灯台レンズの等級によって決められていて、第5等不動レンズ、第6等不動・閃光レンズ、または、375mm以下の無等不動レンズを使用しているものを小型灯台と呼びます。

九州最東端の案内標識発見。これは行くしかないでしょ!

鶴御崎灯台より海側の丘を越えたところに展望デッキがあります。天気の良い日は四国まで見渡せるとの事ですが、あいにくの天気でした。

幸せの鐘があります。この鐘なかなか大きく良い音がします。立ち寄った際は是非どうぞ!

展望デッキの脇には散策道があります。少し道が悪く、階段もあるので注意しながら歩きましょう。そしてその先には・・・

小さな広場になっています。ここが九州最東端になります。周りに木があって分かりずらいのですが、ここは断崖絶壁の上です。

 鶴御崎は交通面では不便なところにありますが、景色はとてもきれいなので、機会があったら一度訪れてみてはいかがでしょうか。